糖尿病治療に新たな可能性 たんぱく質「プロテインS」の効果

2016年05月21日 17:45


「糖尿病腎症」を抑制

世界に患者数が約4億人いるといわれる糖尿病の進行抑制に新たな光明が差した。

三重大学大学院医学系研究科は17日、「糖尿病腎症」の抑制に効果を発揮する成分として、たんぱく質「プロテインS」を発表し、新たな治療法開発への展望を示した。

糖尿病の合併症の1つである糖尿病腎症は、段階的に病状が進み次第に排尿障害などの症状が出始める病気で、適切な治療には早期発見と透析治療が必須といわれている。

これまでも血液の凝固を抑制するといった作用が確認されていた「プロテインS」だが、糖尿病との直接的な関係は解明されておらず、今回の三重大学の研究成果は米国の糖尿病学会誌ホームページにも掲載され、新しい治療法開発に結びつく可能性が初めて明示された形になっている。

難病研究センターを設置の意向

マウスを被検体とした実験では、インスリン分泌の要である膵臓(すいぞう)のベータ細胞の保護効果が確認され、血糖値の上昇も抑えられていたという。

三重大学の研究チームを率いた矢野 裕准教授は、「糖尿病そのものだけでなく、合併症にも効果が確認された。実用化への課題解決に向けて研究を継続したい」と話している。

三重大は同日、糖尿病やがんなどの病気の治療法を研究する三重大学難病研究センターを設置すると発表しました。
(健康創造塾より引用)

▼外部リンク

三重大学大学院医学系研究科
http://www.medic.mie-u.ac.jp/

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